オイルフィルター

　遠心分離型オイルフィルターを点検すると、写真のようにスラッジが濾過されてフィルター内部に張り付いていた。
今までに洗浄された形跡が無いようだ。
定期点検整備項目にもオイルフィルターの点検が記載されている通り、オイルフィルターの清掃は重要な整備項目であることがわかる。



ピストン

　ピストンはハイコンプレッションタイプに変更します。
写真左側は�Wに付いていたＣ９２用スタンダードコンプレッションピストン、右側は今回交換するハイコンプレッションピストン。
比較するとピストンハイトがかなり違っている。
Ｃ９２用ピストンはプラグの逃げが左右にあるが、ハイコンプレッションピストンは左右いずれか片側のみになっている。
Ｃ９２用ピストンはピストンスカート部がカットされているが、ハイコンプレッションピストンはピストンスカート部がカットされていない。

　シリンダーを再塗装し、用意したハイコンプレッションピストンを組みます。
シリンダー上部からピストンヘッドが大きく顔を見せています。
ピストン単体で見ると、差が分かりづらいが、こうして見ると一目瞭然です。



バルブ
　カーボンリムーバーなる怪しげな液体に浸けるとブクブク泡を立ててカーボンが剥がれます。
バルブをヘッドにセットしてバルブコンパウンドを付けてバルブの摺合わせをします。

�W型はＤプラグが標準ですが、Ｃプラグが使えるようにプラグホールをヘリサート加工しました。