20.クラッチアウターの再生

 初期型の弱点でもある、クラッチアウターのガタ、このエンジンもご多分に漏れずガタガタです。
当然、部品取り車輌なんてありませんから現物修理するしかありません。
 クラッチアウターのリベットを飛ばしてダンパーラバーを摘出します。

   

 フッ素ゴムシートを切り出してダンパーラバーを製作します。
フッ素ゴムはニトリルゴム(NBR)よりも耐温度、耐油性に優れていますが高価な物でコストが掛かります。
C90のクラッチアウターギヤホイールは大胆に肉抜きされていますから、これ以上ダンパーラバーの容量を大きくする事も、変心構造やスグリを設ける事も出来ませんから、材質の向上で対応します。
組立時のカシメはアルミ中空平リベットで固定しました。