59年型Ｃ９２デスビ車の再生です。

　オイルポンプは丸型ストレーナーが付いています。
カウンターシャフトにはシーリングプラグが填められています。

　シリンダーヘッド右側にはデスビが付きます。
カムチェーンテンショナーはスプリングロッドとの当たり面にクッションラバーが無くオフセットも違います。

　ダイナモベースにクランクブリーザー孔が開いています。
ダイナモデースにブリーザー孔が開いている為、クランクケースとダイナモベースとの間はＯリングでシーリングされています。

　シフトドラムとシフトフォークの当たり面が摩耗しているので良品と交換します。

　キックスタータースピンドルブッシュが曲がっています。
キックスタータースピンドルブッシュを交換します。

　ミッションを分解清掃しベアリングを交換します。

　クランクシャフトベアリングを高速高精度ベアリングに交換します。

　Ｃ９０と同じく一番奥のクラッチプレートは、厚みのあるクラッチプレートＢが使われています。
クラッチアウターとクラッチセンターの間にはスラストワッシャーＣが入ります。

　右のクラッチセンターには、スラストワッシャーＣとクラッチプレートＢの組み合わせとなりジョイントピースの長さも異なります。

　クランクブリーザーオイルシールです。
Ｃ９２用は表面に２箇所スターターチェーンスプロケット軸受け潤滑オイルポート用の切り欠が入っています。

　スターティングチェーンスプロケットのオフセットも異なります。