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泉の森自転車店 |
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W1E Engine
650RSさんからカワサキW1Eエンジンの組み立て依頼を承りました。
エンジンは腰下のみの状態です。
クランクは不具合がないので、クランクケースアルミ表面の腐食を綺麗に除去する作業から始めていきます。
エンジンステーに隠れた部分から重点的に磨きます。
磨きは全て手作業で根気良く進めていきます。
シリンダーヘッドは既にブラスト済みで洗浄液に浸けてブラストの残留物を洗い落としました。
バルブの摺合わせを行いバルブステムシールを交換します。
ロッカーボックスも同様に洗浄し、ロッカースピンドルは#400程度で摺動面を研磨し、その後#2000で仕上げます。
ピストンをコンロッドに取付ける前に予めピストンを暖めておきます。
大径ピストンの場合、余熱を加えると熱膨張しピストンピンが軽く挿入出来ます。
ピストンピンプーラー、ピストンリングコンプレッサー、ピストンベースはカワサキ純正のスペシャルツールを使いました。
Z1100用のスペシャルツールと共用出来ます。