Z50Zの再生修理

　モンキーZ50Zの再生を承りました。

　メーンジェット緩くがキャブレターボディーに固定されていません。
メーンジェットとフロートバルブを交換します。

　コンタクトブレーカーの汚れで火花が弱い状態でした。
コンタクトブレーカーを清掃し点火時期を調整してエンジンを始動します。
エンジンの異音はありません。
カウンターシャフトのオイルシールから漏れがある程度です。

　クランクケースを分割します。

　クランクケース内部清掃に掛かります。

　トランスミッションを清掃します。

　キックシャフトはAタイプです。

　ミッションとクランクを組み立てます。

　オイルポンプを分解清掃し、クラッチフリクションディスク、クラッチプレートを交換します。

　シリンダーヘッドを清掃します。
エキゾーストポートにカーボンが堆積しています。

　バルブステムシールを交換します。
ステムシールキャップの下、左側が古いシール、右が新品、左のシールが広がってシールが甘くなっています。
バルブ摺り合わせを行います。

　ピストンリングを交換します。

　コンタクトブレーカー、コンデンサーを交換します。

　クラッチを取り付け、エンジンを搭載します。

　試運転でスピードメーターの不動とブレーキの効き不良が確認されました。
スピードメーターはメーターケーブルの外れでした。
ブレーキはドラムの清掃とシューの当たり調整を行います。

　スロットルケーブルはリプロダクション品に交換します。