キハ８１　３

　子供の頃、このキハ８１を見るのが楽しみだった。キハ８１が編成に組まれた特急｢くろしお｣は天王寺＝名古屋間を片道１日掛かりで走っていた。下り列車は２日に１度夕方見る事が出来たので、それを見に行くのが日課だった。
　当時、２輌残っていた内の１輌(３号機)が準鉄道記念物に指定されて交通科学博物館に展示されている。


キハ８１形特急ディーゼル動車（準鉄道記念物）

１９６０(昭和３５)年に製造された、わが国はじめての特急ディーゼル動車。発電装置が納められているボンネットや一段と高い運転席など他のディーゼル動 車にない独特なスタイルとなっていて、同時代の電車特急と同じような設備がそなえられた。東北本線の上野＝青森間の｢はつかり｣用として使用された後、 １９７８(昭和５３)年に紀勢線の｢くろしお｣を最後に引退した。

主要目
製造年　１９６０(昭和３５)年
製造所　近畿車輛
長さ　２１．３ｍ
重さ　４２．２ｔ
エンジン　１８０ｐｓｘ１

大阪市港区
交通科学博物館