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泉の森自転車店
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YAMAHA PAS

 電動アシスト自転車「YAMAHA PAS スマイルUカジュアル PQ26C 2002年式」の再生修理を承りました。
前後タイヤの空気が抜け、バッテリーが上がっている状態ですが年式の割には比較的コンディションは良好です。
早速、再生作業に掛かります。
タイヤを外しパンクしていないか点検し、タイヤの内側とチューブを綺麗に洗います。

 前輪のハブベアリングを清掃しグリスアップします。

 ベアリングの玉押しを調整する際は、工具で軸を固定し玉押しの遊びを維持した状態でロックナットを締めます。
前輪を振取台にセットしスポークニップルを調整してリムの振れを取ります。

 前輪のアーチブレーキも分解整備します。
車重の重い電動アシスト自転車には、通常の軽快車よりシッカリとした剛性の高い部品が使われています。
クロームメッキの品質も高く、この頃の電動アシスト自転車は各部品にコストが掛かっているようです。

 コントローラー(電源ユニット)を取り外しクランクを分解します。
コッタレスクランクは、クランクのクロージングプラグ、フランジナットを外してからコッタレス抜きで引き抜きます。

 フレーム単体の状態にして各部を磨きます。
無精せずに、このような状態で磨く方が遙かに作業が進みます。
チェーンリングに内蔵された遊星ギヤとダンパーも分解清掃します。

 ボトムブラケットにはニードルローラーベアリングが使われています。
フリーホイールはBMX等に使われている薄歯タイプです。
油ぎれを起こしていたので注油しました。

 整備済みの部品を順次組み立てていきます。

 組立後、バッテリーを充電しアシストモーターの機能点検を行います。
バッテリー出力電圧は25.4Vと正常ですがコントローラーから駆動モーターへの出力が安定しません。
コントローラーからの出力が正常な時はアシスト力も充分ですが、頻繁に制御電流に不具合が発生しアシスト力が低下します。
問題なのは、ペタルを漕ぐのを止めても(惰性走行時)駆動モーターが回転し続ける事があります。
症状からトルクセンサーとコントローラーの修理もしくは交換が必要と判断しました。
トルクセンサーとコントローラーはメーカー(YAMAHA)の自主回収製品に該当していました。

 トルクセンサーASSYとコントローラーを交換します。
メインスイッチを「入」にして、バッテリーの残量表示部「押」ボタンを10秒以上押し続け、異常履歴を表示確認します。
全灯消灯で異常表示無し、機能正常に改善されました。
ステアリングステム部分にYマークステッカーを貼り付け作業完了です。