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泉の森自転車店
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 本来ベース車輌に取り付けられていたCB125T用(HM399)マフラーとPDキャブに交換しキャブレターセッティングを行います。
キャブレターセッティングを行う前に左右のマニホールドにバキュームゲージを取り付ける為の穴空け加工をしました。
キャブレターセッティングは始動→低速→中速→高速の順に進めて行きます。
始動から中速が決まるまでは走行テストはしません。
 左右のフロート油面を合わせ、エアースクリューを基準値にして、スロットルバルブのアイドルストップ位置を調整します。
アイドル回転数を若干高めに合わせてから、左右のマニホールド圧が揃いエンジン回転が高くなる位置にエアースクリューを調整します。
マニホールド圧が安定していれば低速はOKです。
次にアクセル開度1/8、1/4でマニホールド圧が揃うようにキャブレタートップキャップのスロットルケーブルアジャスターを調整します。
低速から中速まで淀みなく回転が上昇下降すれば走行テスト可能な状態です。

 走行テストに掛かります。
無負荷状態では感じられなかったのですが、スロットル開度1/2あたりの加速でエンジン回転上昇にもたつきが感じられます。
燃料が濃い状態なのでジェットニードルを1段上げてみます。
症状が改善されたので中速までのセッティングは良とします。
最後に高速域のセッティングです。
フルスロットルの状態でエンジンを停止してプラグの焼けで燃料の濃さを判断します。
メインジェットを適正な番数に変更して基本セッティング完了です。
 何時ものように山岳路走行に出掛けました。
中津川三叉路まで登り標高差(気圧差)に対しての影響を確認します。

 後日、試運転を重ねて行いましたが、首の皮1枚で辛うじて繋がっていた右マフラーエンドが崩壊しました。
デッドストックの純正マフラーは非常に高価なのでエキゾーストパイプを加工し、ダンストールレプリカマフラーを取り付けてみました。