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泉の森自転車店 |
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ボンネットバスの走る町
人々は止まる事のない時の流れの中を生きている。
流れる時の中に鉄道の時刻表があり、それにしたがって列車が走っている。
汽車旅の計画をたてる時、この流れが重要になってくる。
まず列車Aに乗るとする。
その列車が○駅に着くのが14時02分で、その駅をあいにく14時01分に発車する列車Bがあるとすると、1分の差で、その列車Bに乗り継ぐことが出来なくなる。
「あたりまえだ。そんな簡単なこと。」と思われるかもしれないが、旅を進めていくうえでこの1分が重要となる。
前後に数時間も列車がないとなると余計に重要となってくる。
これが一般の道路を走っている車なら1分でも早く出発すればすむのだが列車の場合はそうはいかない。
この様な動くことのない時の流れの中の1分と戦いながら計画をたてることはとてもおもしろい。
何日も何日も戦ってやっと出来た計画表を見るとその土地の風景が目に浮かんでくる。
そうこうするうちにそれが本物と一致するかが気にかかり、やがて旅に出たくなる。
ちょうど奈良県五條市に昔なつかしい「ボンネットバス」が走っているという話を聞いたので「時の流れの中にある旅」に乗ろうと思う。