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泉の森自転車店 |
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前後アクスルの整備
アンチリフト機構の改善と走行安定性の改善を行う為に、前後アクスルの整備をします。
不具合の症状は制動時の安定不良と停止時の車体の浮き上がりです。
整備作業と同時に各リンクの清掃注油と外部からアプローチしずらい箇所の防錆処理を行います。
まずはフロントクッションを取り外して分解清掃注油します。
アッパーメタルのクッションラバーブッシュが硬化変形しアッパーカラーが下方に2o程下がっています。
このガタがブレーキトルクリンクに直接掛かり停止時の車体浮き上がりの原因になっていたようです。
クッションラバーブッシュはストックしていた部品(ラスト4個)を使いました。
サスペンションアームのブッシュ(ファイバーブッシュ)はグリス切れもなく摩耗していません。
劣化したグリスを取り除き耐圧製に秀れたグリスを充填します。
フロントフォーク及びフロントフェンダー内部は防錆塗料を塗装しました。
スピードメーターギヤーボックスも分解して清掃注油します。
ギヤーの摩耗もなく状態は良好でした。
次はホイールハブベアリングの交換です。
オイルシールが固着して容易に抜けませんでした。
オイルシールをバナーで焼ながらベアリングプーラーでベアリングごと抜きました。
分解ついでにハブとリムもポリッシュします。
新品とは違った年代物のイブシ銀の様な輝き。
お金には替えられない、このベンリイ号を大切に扱っているオーナーの財産です。