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61年型C92のミッション修理
62falcomさんのご依頼で61年型C92のミッション修理を承りました。
エンジン始動後クラッチが張り付いた状態でローギヤにシフトした際に異音が発生し以後、キックが降りないようになったとの事です。
R.クランクケースカバーを取り外してクラッチ、キックシャフトの状態を点検します。
キックシャフトはビクともしませんがクラッチアウターは僅かに回転しメインシャフトに異物が噛み込む感触が有ります。
クランクケース内部に不具合が有ると判断しましたのでエンジンを取り外して内部を点検します。
写真のようにカムチェーンはダルダルに伸びています。
シリンダーピストンには損傷は見受けられません。
クランクケースを分割して内部を点検します。
カウンターシャフトギヤ及びメーンシャフトフォースギヤが砕けて破片がドッグの隙間に噛み込んでいました。
シフトフォークにも大きな傷が付いています。
車体と一緒にお預かりした部品取りエンジンを分解して修理に必要な部品を採取します。
アッパークランクケースから順に各部品を綺麗に清掃します。