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HONDA C95 Engine (1961)
kiyoさんからご依頼のエンジンが届きました。
早速拝見させて頂きました。
エンジンは61年型の煙突ブリーザータイプです。
分解前にコンプレッションを点検しましたが、左側気筒が低い状態でした。
シリンダーを外してみると、CS90のピストンが取り付けられていました。
燃焼室形状の全く違うピストンをピストンスカートを切り落として使っています。
バルブリセス部分やスキッシュエリアの加工はされていません。
デトネーションを起こす要因となります。
ピストン下部の前方部が異常摩耗しています。
サイドノックによる異音が発生していたと考えられるでしょう。
CS90のピストンが入っているってことは、当然もうこれ以上ボーリングは不可能です。
カムシャフトも油幕切れの痕跡が認められます。
インレット側ロッカーシャフトも焼き付いていました。