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泉の森自転車店 |
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兵庫のKさんのご依頼でCL90Zの再生を承りました。
マフラーを外すと多量の水が出てきたそうです。
エンジンを分解して内部を点検します。
クラッチアウターカバーの取り付けビス頭が損傷している事から以前に修理した形跡があります。
シリンダーヘッドガスケットはリング状のメタルガスケットが使われています。
燃焼室は吸気側にスキッシュエリアが設けられ、シリンダーヘッドとシリンダーとの接続面は段付でガスの吹き抜けを防止しています。
60年代のGPレーサーの技術がフィードバックされているようです。
ピストンに付着したエンジンオイルに水分が混入しオイルが白濁しています。
クランクケース内部には水が廻っていないようです。
郵便カブ(MD90)のベースとなったエンジンだけに基本設計はシッカリしています。
クランクシャフトベアリングを交換します。
洗浄したクランクケースにミッションベアリングを取り付けます。
ミッションパーツを分解し不具合が無いか点検します。
クランクシャフト、ミッションを組み付け、クランクケースを組み立てます。