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泉の森自転車店
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 エンジンを掛けて点検した結果、ピストンのサイドノック音及びシリンダー圧縮不良が確認されました。
キャブレターはC92用に交換されています。
セッティングもスタンダードのままで希薄燃焼していたと考えられます。
エアークリーナーは汚れ目詰まりを起こしています。
エンジンオイルも酸化が激しくオーバーヒートを起こしていた可能性が濃厚です。
クラッチは切れが悪く滑っています。

 クランクケースの内圧に問題があるのでしょうカウンターシャフトのオイルシールが飛び出しています。
エンジンを取り外してエンジン内部の状態を確認します。

 シリンダー・ピストン共に抱きつきを起こした形跡があります。
ピストンスカートが変形しています。
S92ピストンはお釈迦様です。

 オイルシールからのオイル漏れが目立ちます。

 取扱説明書通り500km毎にオイル交換しましょう。

 スラッジが堆積しています。

 クランクケースを清掃します。
アンダークランクケースのスタンプから昭和39年3月製造である事が伺われます。

 アッパークランクケースの清掃が完了しました。

 S92ピストンを探すのに手間取りましたが、距離の浅い部品取りエンジンから採取出来ました。

 シフトドラムを分解清掃しアッパークランクケースに取り付けます。

 トランスミッションカウンターシャフトのベアリングを交換します。

 トランスミッションメーンシャフトのベアリングを交換します。

 左クランクシャフトローラーベアリングのアウターレースにはオイルポートが開いています。
ノックピン穴の横の小さな穴がオイルポートです。

 クランクシャフトを取り付けます。