トランスミッションを分解清掃して組み立てます。

　シフトドラムは５速なので３つのシフトフォークで構成されています。
シフトフォークにはＲ．Ｃ．Ｌ．の識別記号が入っています。
ＲとＬはカウンターシャフトのギヤを、Ｃはメーンシャフトのギヤを作動させます。

　キックスターターはＣ９０系のラチェット式と違いキックスターターピニオンに取り付けられたフリクションスプリングのテンションによってピニオンをスライドさせローギヤーに噛み込む構造となっています。
Ｃ９０系の弱点が改善されています。

　カウンターシャフトも５速化にともない大幅に変更されています。
ローギヤ横のオイルシールが当たる部分がフランジを兼ね、コンパクトなクランクケース幅を有効に使っています。

　メーンシャフトは、一体式のセカンドサードギヤをシフトフォークで作動させ変速する構造になっています。
写真右はシフト位置がニュートラルの状態です。

　アッパークランクケースにミッションとクランクを組みました。
カウンターシャフトのオイルシールはホンダ純正部品が販売終了となっていました。
ＮＯＫをオイルシールを手配しました。